退職祝いとて、ドイツ方面への旅を画策して居ましたが
海外諸般の事情であきらめて、京都を選びました。
一泊の国内ツアーとしては・・・な値段。さぞかし!と期待は膨れ上がります。
【京都、東福寺の時間外拝殿と秋の美食深訪二日間】です。
お食事は美食に継ぐ美食で大満足。美食三昧!
さて、京都の紅葉は・・・今年は悲しいかなイマイチ。
報道では隠されていましたが土地の人には承知の事。
これでは騙された気分です。
見ごろに遅れたのか、あるいは、いまだ紅葉せずか・・・中途半端な紅葉景色。
北の天満宮 御土居の紅葉

菅原天神様には梅に限ります。
夕刻訪れたのは、かの有名な【東福寺】 通天橋から、紅葉の庭ごしに臥雲橋を

いつのまにか有名に成ったけど・・・・ここ10数年の名所。
夕闇が迫るのに有効なライトアップもせず、特別拝観とは!
超人気に気を許したのか、ほとんど詐欺に近い・・・本音でっせ。
数年前に過去、二度ほど訪れた同じ場所とは思えないほどの情けなさ。
『良いさ!あの時の燃えるような紅葉の中の散策が在るから』と、
開き直ったとはいえ、5時閉門に尽き、庭に降りることも禁止とあればがっかり。
翌る早朝は、願ったような秋の晴天。南禅寺からスタート
塔頭、金地院にて、長谷川等伯の猿の襖絵と八窓の茶室。
朝日に輝く小堀遠州作の庭を拝観。
静寂さと繊細な日本独自の建造物に触れて、これには大いに満足。
襖絵・・・・勿論撮影禁止ですからグーグルで見つけました

大覚寺の荘厳な本堂前の庭はところどころ紅葉に彩られてはいたが
全山紅葉とはいかず・・・ただただ参拝客の人波に疲労困憊。

大沢の池を巡る元気も無くしました。
黄檗禅宗の閑臥庵にて昼食は、普茶料理。
その美味しさ、いわゆる精進料理ですが、充分堪能しました。
羽生君が演じた陰陽師安倍晴明にゆかりある寺とのこと。
ここで、チベット僧5人が来日して造った砂の曼荼羅を拝見。

砂が飛ばないように糊で固定して居ましたが、本来は一瞬にして壊すものとか。
京都で学生生時代を過ごしたのは50年前。時の流れの中、その折々の変化を見続けて、10回以上の京都旅。
さすがに、今回の京都には少々唖然としました。
観光バスは、由緒ある烏丸通、繁華街河原町通りを避けて、
外れの川端通りや西大路通りばかりを往復。詰まらないルート。
京都御所に並ぶ同志社の付近にはついに周らずじまい。
私の懐かしさ・・ノスタルジーは満たされないまま。
続きは明日にて。